定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和3年12月9日(木)

午前10時00分 〜 午前11時05分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 小田、櫻井、横畠、宮崎、安藤各委員

中村長官、露木次長、小島官房長緒方生活安全局長、藤本刑事局長、楠交通局長、櫻澤警備局長、砂田情報通信局長

 

第3  議 事

 

1 議題事項

(1)人事案件について

官房長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)人事案件について

交通局長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

 

(3)「警察庁組織令等の一部を改正する政令案」等について

官房長から、「警察庁組織令等の一部を改正する政令案」等について説明があり、原案どおり決定した。

 

(4)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

 官房長から、国会の状況について報告があった。

 

(2)優良運転者のオンライン更新時講習のモデル事業の実施について

 交通局長から、優良運転者のオンライン更新時講習のモデル事業の実施について報告があった。

 横畠委員より、「受講者の本人確認は、結局窓口で人が行うということだが、今後は、AIや機械に委ねられるところは委ねるよう工夫しても良いのではないか」旨の発言があった。

小田委員より、「マイナンバーカードを保有していない人も対象にすべきではないか」旨、櫻井委員より、「本人確認に、マイナンバーカードと運転免許証の両方は必要ないのではないか」旨の発言があり、交通局長から、「マイナンバーカードに公的認証機能があり、また、政府としてマイナンバーカードの普及促進を図っていることもあり、このようなモデル事業とした」旨の説明があった。

宮崎委員より、「今後、運転免許に関する手続は全てオンラインで完結するような方向で考えているのか」旨の質問があり、交通局長から、「運転免許の更新では視力検査等、対面で確認しなければならない部分もあり、オンラインでできる部分とよく仕分けながら検討してまいりたい」旨の説明があった。

 

3 その他

(1)交通局長から、「道路交通法の一部を改正する法律(仮称)」案の検討状況について報告があった。

自動運転について、櫻井委員より、「許可の審査について、国土交通大臣、市町村長及び道路管理者からの意見の聴取に関する規定を設ける方向で検討することとした点は評価したい。必要に応じて学識経験者から意見を聴取したり、国家公安委員会の助言を求めることについて規定を設けることもよいと思う。また、現実に安全に問題があるような自動運転をしている場合には緊急措置として、警察官がその場で緊急停止できるなどといった明示的な規定が必要ではないか」旨、横畠委員より、「許可の審査については、都道府県公安委員会の責任範囲を明確にしておくことが必要である。また、国土交通大臣等からの意見の聴取についても、それぞれの所管を勘案し、誰にどのような観点から意見を述べてもらうのかを明確にすべきである」旨、安藤委員より、「下位法令で何をどこまで定めるのかという見通しを踏まえた上で、道路交通法自体をどう整理するのか考えることが重要である」旨の発言があった。

特定小型原動機付自転車について、宮崎委員より、「運転免許については不要とのことであるが、動き出してみて、不都合があれば柔軟に変更できるような仕組みとしていただきたい」旨、安藤委員より、「様々な電動キックボードが混在している中で、特定小型原動機付自転車等を区分するわけであるが、同じ交通環境を利用する側全てが混乱を来さないよう、外観で識別できる機能付与はもとより、周知、啓発を工夫して行うことが不可欠である」旨、小田委員より、「電動キックボードについては、本当に交通ルールを徹底することができるのか不安が残るので、もう少ししっかり規制する必要があると思う」旨の発言があった。

交通局長から、「御指摘いただいた点については、改めて整理をし、また御説明させていただきたい。電動キックボードについては賛否両論あると思うが、自転車と併せ、交通ルールの徹底に努めてまいりたい」旨の説明があった。