定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和4年10月20日(木)

午前10時00分 〜 午前10時35分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 小田、櫻井、横畠、宮崎、竹部各委員

露木長官、緒方次長、楠官房長山本生活安全局長、大賀刑事局長、太刀川交通局長、原警備局長、河原サイバー警察局長、増山技術総括審議官

佐野審議官(犯罪被害者等施策担当)

 

第3  議 事

 

1 議題事項

(1)犯罪捜査規範の一部改正について

犯罪捜査規範の一部改正について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、国会の状況について報告があった。

 

(2)犯罪被害者週間事業について

審議官(犯罪被害者等施策担当)から、犯罪被害者週間事業について報告があった。

宮崎委員より、「この事業に協力してくれた被害者が、誹謗中傷等の二次被害を受けないよう、警察においてもネット上を含め、よく見ていただきたい」旨、櫻井委員より、「先日の被害者支援フォーラムは有意義であった。被害者の傷は深く、引き続き警察の犯罪被害者支援は必要であると感じた」旨、竹部委員より、「これまで被害者は、被害者らしく暗いイメージで生きよ、などという社会通念や世の中の風潮によって、自身の体験を外に出して問うことを跳ね返されてきた。しかし最近では、そういった社会のゆがみに憤る人々が顔や名前を出して世間に被害を訴えており、そうすることで社会が動くということに人々も気づき始めている。世の中は着実に変化しており、これは警察のこれまでの被害者支援の成果でもある。引き続き、着実に被害者支援の取組を進めてほしい」旨、小田委員より、「フォーラムでの被害者支援をする弁護士の講演は、今後の課題等が整理されていて良かった」旨の発言があった。

 

(3)天皇皇后両陛下の沖縄県行幸啓(第37回国民文化祭・おきなわ2022及び第22回全国障害者芸術・文化祭おきなわ大会御臨場)に伴う警衛警備について

警備局長から、10月22日から23日までの間、第37回国民文化祭御臨場等のため、天皇皇后両陛下が沖縄県へ行幸啓になる予定であり、これに伴い、所要の警衛警備を実施する旨の報告があった。

横畠委員より、「警衛警護は沖縄県警察以外の警察官も対応するのか」旨の発言があり、警備局長から「沖縄県警察以外にも、他の都道府県警察から応援派遣を受けて警衛警護を実施する」旨の説明があった。

小田委員より、「皇室に批判的な集団の動向や勢力はどうなっているのか」旨の発言があり、警備局長から、「行幸啓への抗議を中心となって行っている集団の動向把握のほか、SNSでの集会の呼び掛け等も注視しており、勢力の把握に努めるとともに、集会等の規模が拡大しても臨機応変に対応できるようにしてまいりたい」旨の説明があった。

 

(4)岸田内閣総理大臣のオーストラリア連邦訪問に伴う警護について

警備局長から、岸田内閣総理大臣は、10月21日から10月23日までの間、首脳会談等のため、オーストラリア連邦訪問予定であり、所要の警護を実施する旨の報告があった。