定例委員会の開催状況
第１ 日 時 令和５年２月１６日（木）
午前１０時００分 ～ 午前１１時２０分
場 所 国家公安委員会室
第２ 出席者 谷委員長、櫻井、横畠、宮崎、竹部、小田各委員
露木長官、楠官房長、山本生活安全局長、渡邊刑事局長、太刀川交通局長、原警備局長、河原サイバー警察局長、島﨑技術総括審議官
松本皇宮警察本部長
第３ 議 事
（１）人事案件について
官房長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。
（２）「自転車の防犯登録を行う者の指定に関する規則の一部を改正する規則案」に対する意見の募集について
生活安全局長から、「自転車の防犯登録を行う者の指定に関する規則の一部を改正する規則案」に対する意見の募集について説明があり、原案どおり決定した。
宮崎委員より、「書面による申請等を個別に電子化していくのは非効率であり、セキュリティを備えたシステムを構築するなど包括的な対応を検討してはどうか」旨、横畠委員より、「電磁的記録の作成、送信方法については、店にタブレット配置するのではなく、販売店の方のスマートフォンを使うなど、検討の余地があるのではないか」旨の発言があり、生活安全局長から、「包括的な対応については、デジタル庁の動向を見つつ、早期に対応できるよう努めてまいりたい。また、防犯登録の電磁的記録の送付方法については、関係団体で検討中であると承知しているが、警察からも必要なアドバイスをしたい」旨の説明があった。
（３）国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について
国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。
２ 報告事項
（１）国会の状況について
官房長から、国会の状況について報告があった。
（２）令和５年天皇誕生日一般参賀に伴う警備について
警備局長から、令和５年天皇誕生日一般参賀に伴う警備について報告があった。
（３）令和４年度サイバーコンテストの実施結果について
サイバー警察局長から、令和４年度サイバーコンテストの実施結果について報告があった。
竹部委員より、「成績優秀のチームが地方の県警で、メンバーにＵターンの中途採用者が含まれるとのことで、地方の力を感じた。その背景や理由などをよく検討し、今後の人材確保に役立てていただきたい」旨、小田委員より、「今後の人材発掘のためにも、警察内だけでなく、民間企業や大学との交流試合も開催していただきたい。また、競技内容にも工夫の余地があるのではないか」旨、宮崎委員より、「民間企業でも外部人材の採用より、組織内で人材を育てる方向性に転換してきており、この参加者たちを質量共に大きく育てていただきたい。またコンテストの上位者が、技術を業務に生かせていると実感できる人事配置をお願いしたい」旨、横畠委員より、「この大会が各都道府県警察のベースアップの良い機会となっていると感じている。競技のための問題は最先端のものとなるよう、工夫していただきたい」旨、櫻井委員より、「サイバー政策としては、サイバー特捜隊のように世界レベルで互にいける組織を作ることに加え、標準的な対応ができるように都道府県警察のレベルを底上げすることの双方が重要である」旨の発言があり、サイバー警察局長から、「大会には、多くの人材にこのような機会を経験させ、優秀な人材を見つけ出す趣旨もあり、成績上位者には、部外の高度な研修の機会を提供して、能力向上と士気高揚を図っているが、キャリアパス等を更に考えてまいりたい。競技内容については、最先端の問題を作るよう鋭意努力するとともに、他流試合も視野に取り組んでまいりたい」旨の説明があった。
３ その他
（１）皇宮警察本部に関する報告について
皇宮警察本部長から、皇宮警察本部に関する報告があった。