定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和6年7月4日(木)

午前10時00分 〜 午前10時50分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 松村委員長、横畠、宮崎、竹部、野村、櫻井各委員

露木長官、楠次長、太刀川官房長、檜垣生活安全局長、早川交通局長、迫田警備局長、大橋サイバー警察局長、堀内技術総括審議官

親家審議官(刑事局担当)

飯利政策立案総括審議官、江口審議官(犯罪被害者等施策担当)

 

第3  議 事

1 議題事項

(1)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

   

2 報告事項

(1)行政事業レビューにおける公開プロセスの結果について

   政策立案総括審議官から、行政事業レビューにおける公開プロセスの結果について報告があった。

   宮崎委員より、「行政事業レビューシートには、資機材の更新整備だけでなく、職員の活躍ぶりなどの数字に表れない部分の評価も盛り込んでいただきたい」旨の発言があり、政策立案総括審議官から、「必要に応じて具体的な事例を盛り込み、警察政策の特性を踏まえた柔軟かつ実質的な評価をしてまいりたい」旨の説明があった。

 

(2)第5次犯罪被害者等基本計画(仮称)策定スケジュール(案)について

   審議官(犯罪被害者等施策担当)から、第5次犯罪被害者等基本計画(仮称)策定スケジュール(案)について報告があった。

      

(3)令和5年における行方不明者の状況について

   生活安全局長から、令和5年における行方不明者の状況について報告があった。

   

(4)岸田内閣総理大臣のアメリカ合衆国及びドイツ連邦共和国訪問に伴う警護について

警備局長から、「岸田内閣総理大臣は、7月10日(水)から7月14日(日)までの間、NATO首脳会合等出席のため、アメリカ合衆国及びドイツ連邦共和国を訪問予定であり、所要の警護を実施する」旨の報告があった。

 

3 その他

(1)米軍関係犯罪に係る沖縄県への情報提供の在り方について

   審議官(刑事局担当)から、米軍関係犯罪に係る沖縄県への情報提供の在り方について報告があった。

   竹部委員より、「性犯罪に係る沖縄県警察と沖縄県との情報共有は、一定の了解のもとに行われていたと理解。県側に不満が残らぬよう更に一歩踏み込んだガバナンスが早急に構築されるべき。今後、情報提供後の公表の在り方などについて検討する必要がある」旨、横畠委員より、「県に対する情報提供は公表とは異なるとのことだが、県での情報の取扱いは、事件情報の公表基準と整合するものとなるのか」旨、宮崎委員より、「情報提供について全国一律の基準ではそぐわない内容がある。沖縄の情勢を踏まえたルール作りが必要である」旨、櫻井委員より、「今回の情報提供の在り方は非常に難しい問題なので、慎重に対応していただきたい」旨、野村委員より、「公表基準や公表のやり方を詰めていく必要がある」旨の発言があり、審議官(刑事局担当)から、「事案の性質上、県に通知した内容が公表されると、被害者のプライバシーや捜査・公判への影響が生じることから、県に対しては、これらへの配慮が必要である旨を明確に伝える方針である」旨の説明があった。

   委員長より、「難しい問題であるが、都度、必要な検討を行っていただきたい」旨の発言があった。