定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和6年9月19日(木)

午前10時00分 〜 午前11時10分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 松村委員長、横畠、宮崎、竹部、野村、櫻井各委員

露木長官、楠次長、太刀川官房長、檜垣生活安全局長、谷刑事局長、早川交通局長、迫田警備局長、大橋サイバー警察局長、堀内技術総括審議官

若田審議官(犯罪被害者等施策担当)

 

第3  議 事

1 議題事項

(1)人事案件について

官房長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

   

2 報告事項

(1)「全国犯罪被害者支援フォーラム2024」の開催について

   審議官(犯罪被害者等施策担当)から、「全国犯罪被害者支援フォーラム2024」の開催について報告があった。

 

(2)特定小型原動機付自転車に関する規定の施行状況について

   交通局長から、特定小型原動機付自転車に関する規定の施行状況について報告があった。

   宮崎委員より、「まだ手探りの部分もあるので、引き続き各種データを収集して解析し、今後の取組の方向性を見極めていただきたい」旨、竹部委員より、「ヘルメットの着用普及に向け、利用者にインセンティブが働くような方策を事業者と検討していただきたい」旨、櫻井委員より、「利用者、違反者に対し実効性のある交通政策の検討をお願いする」旨、横畠委員より、「前提として、レンタルだけでなく、個人所有も含めた全体の普及状況を把握する必要があるのではないか。利用者の安全のため、レンタル事業者によるヘルメットのセット提供を促進すべきではないか」旨の発言があり、交通局長から、「御指摘を踏まえ、取りまとめたデータに基づき、運転者のヘルメット着用促進に向けた取組を一層推進するよう事業者に働き掛けるとともに、飲酒運転等の実効性のある対策を進めてまいりたい」旨の説明があった。

   

(3)岸田内閣総理大臣のアメリカ合衆国訪問に伴う警護について

   警備局長から、「岸田内閣総理大臣は、9月21日()から9月24日()までの間、国連総会出席等のため、アメリカ合衆国を訪問予定であり、所要の警護を実施する」旨の報告があった。

 

(4)令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について

   サイバー警察局長から、令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について報告があった。

   野村委員より、「警察の取組を積極的に広報し、国民の安心感の確保や犯罪抑止につなげていただきたい」旨、竹部委員より、「欧米諸国だけではなく、リーダーシップを発揮してアジア諸国との連携態勢を構築し、この分野における存在感を高めて欲しい」旨、横畠委員より、「国際共同捜査の成果として掲げている外国の捜査当局が行った攻撃サーバーのテイクダウンの措置について、その法的根拠と実施の具体的方法について教えてもらいたい。今後、共同捜査のメンバーとして、我が国においてもテイクダウンの措置をとるべき場面があるのではないか」旨、宮崎委員より、「国境を超えるサイバー空間での情報操作がもたらす脅威をよく分析し、対策を講じていただきたい」旨の発言があり、サイバー警察局長から、「御指摘を踏まえ、海外の情勢も調査しながら戦略的に取り組んでまいりたい」旨の発言があった。