定例委員会の開催状況
第1 日 時 令和6年11月7日(木)
午前10時00分 〜 午前11時05分
場 所 国家公安委員会室
第2 出席者 坂井委員長、横畠、宮崎、竹部、野村、櫻井各委員
露木長官、楠次長、太刀川官房長、檜垣生活安全局長、谷刑事局長、早川交通局長、迫田警備局長、逢阪サイバー警察局長、堀内技術総括審議官
片倉首席監察官
第3 議 事
1 議題事項
(1)人事案件について
官房長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。
(2)人事案件について
官房長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。
(3)「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案」について
交通局長から、「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案」について説明があり、原案どおり決定した。
(4)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について
国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。
2 報告事項
(1)監察の取扱い事案について
首席監察官から、大阪府巡査部長による電子計算機使用詐欺事案に関し、同府警察は、同巡査部長を免職処分とする予定である旨の報告があった。
(2)警察共済組合職員による個人情報漏えい事案に係る措置等について
官房長から、警察共済組合職員による個人情報漏えい事案に係る措置等について報告があった。
櫻井委員より、「業務の改善状況等の監査をしっかりと実施することが再発防止策となる」旨、宮崎委員より、「情報の漏えいに伴って生じた事案については、対応する組織間の情報共有に留意していただきたい」旨の発言があり、官房長から、「この種の事案については、細心の注意を払って対応してまいりたい」旨の説明があった。
(3)天皇皇后両陛下の大分県行幸啓(第43回全国豊かな海づくり大会御臨席等)に伴う警衛について
警備局長から、「11月9日から10日までの間、第43回全国豊かな海づくり大会御臨席等のため、天皇皇后両陛下が大分県へ行幸啓になる予定であり、これに伴い、所要の警衛を実施する」旨の報告があった。
(4)石破内閣総理大臣のペルー共和国及びブラジル連邦共和国訪問に伴う警護について
警備局長から、「石破内閣総理大臣は、11月14日から11月21日までの間、APEC首脳会議出席等のため、ペルー共和国及びブラジル連邦共和国を訪問予定であり、所要の警護を実施する」旨の報告があった。
3 その他
(1)第50回衆議院議員総選挙に伴う警護について
竹部委員より、「主催者側を含め関係者との連携が様々な形で実現し、現場でのリスクが低減されている。要するにゲームを警察側でコントロールできるようになってきたことが大きい。想定外の事態には、現場にいる警察官一人一人の反射神経によるところ大ゆえ、引き続き、警察官の現場対応力の全国的な高度化と標準化を図っていただきたい」旨、横畠委員より、「主催者側との連携を引き続き進めていただきたい。加害行為を阻止するためにはクリアゾーンの定着が有効だが、その上で例外的な事態が生じた際の対処能力が重要だと思う」旨、宮崎委員より、「主催者側にもセキュリティに関する意識改革が進んでいることを実感したが、手荷物検査等に対する聴衆の反応を伺いたい。また、警護訓練に際しては、民主主義を守っていることを自覚できる教養をお願いしたい」旨、櫻井委員より、「選挙期間が短く、妨害を企図する側にも時間的余裕がなかったことも、想定どおりの警護環境を構築できた一因だと思うので、安心せず、慎重かつ広範に総括し、ローン・オフェンダー等対策を含め、更に遺漏のないよう尽力されたい」旨の発言があり、警備局長から、「手荷物検査等に対し、聴衆から否定的な反応があったとは承知していない。今回の警護結果を今一度謙虚に振り返り、訓練や教養のバラエティを増やすなどして現場執行力のレベルアップを図り、次に向けた準備を進めてまいりたい」旨、長官から、「警護や警備は警察のみで成し遂げられるものではないので、主催者側の要望も踏まえ、バランスの取れた警護を追求するという視点を忘れずに取り組んでまいりたい」旨の説明があった。
委員長より、「主催者等による手荷物検査の結果、ナイフ等の危険物が発見される事例が実際にあったことを広報することにより、警護等に対する理解を求めていくことが必要だと思う」旨の発言があった。