警察刷新会議第1回会議議事要旨

1.日時

平成12年3月23日(木)16時30分から18時50分ころまで

2.場所

グランドアーク半蔵門3階「光」

3.出席者

氏家座長、樋口座長代理、大森委員、大宅委員、中坊委員、後藤田顧問
保利国家公安委員会委員長、田中警察庁長官、佐藤警察庁次長

4.議事要旨

(1) 国家公安委員会委員長挨拶

(2) 座長挨拶

この会議の結果が行政のエクスキューズとなったのでは意味がない。会議の結論が出た場合は政府がこれを尊重するということを確認し、座長を引き受けた。国民の世論を大幅に取り入れた会議とし、国民の納得をいただくまとまり方にしたいので、各委員の御協力をいただきたい旨が述べられた。

(3) 委員・顧問の紹介

佐藤警察庁次長から、委員及び顧問の紹介が行われた。

(4) 各委員・顧問からの抱負等

各委員及び顧問それぞれから本会議に臨む抱負等が述べられた。

意見

  • A 警察の信頼回復は喫緊の課題である。
  • A 当面のびほう策にとどまることなく、21世紀の前半50年くらいは耐えられるよう、制度・運用の両面にわたって原点に帰った検討が必要である。
  • B この会議への国民の期待は高い。これを裏切らない結論を出す必要がある。
  • B 会議の結論をきちんと尊重していただけるよう期待している。
  • C 成熟社会特有のねじれ、欠陥に由来する問題であり、根が深い。それだけに改革を断行しなければならない。
  • C 公安委員会制度は、時の政治権力からの警察の中立性を保つ根幹であり、堅持すべきである。
  • C 改革の即効薬がない中で国民の不信感を解決するというのは、非常に難しい課題である。
  • D 国民は一日も早く警察を信頼したいという熱い気持ちを持っている。国民の世論を納得させることが今回の大きな課題である。
  • D 警察の秘密性、閉鎖性が問題であり、情報公開、国民からの苦情等へのきちんとした対応が求められている。
  • D 独自の事務局もない公安委員会の改革とともに、権力のおごりを生みかねない警察を国民にもっと密着させる、親密化させる方向での議論をすべきである。
  • E 逆境こそチャンスである。できるだけ早く答申に近いものをまとめる必要がある。
  • E 警察全体が総懺悔することはない。問題点を特定し、素早い改革を行う必要がある。

(5) 会議の名称

「警察組織刷新会議(仮称)」という名称については、組織の問題に限らず幅広く議論する観点から「組織」という言葉を外し、「警察刷新会議」とすることとされた。

(6) 座長代理

氏家座長からの指名及び各委員の了承により、樋口委員が座長代理に決定した。

(7) 会議の公開等の在り方

原則公開とし、その方法として、
  •  会議終了後、記者会見を開き、座長と座長代理が議論の内容を詳しく紹介する
  •  委員も、取材に応じて自由に状況を話していただく
また、警察刷新会議としてのホームページを開設し、
  •  議事の概要を掲載する
  •  国民一般からEメールを受け付ける
こととされた。

意見

  • D 警察が信頼を失った原因は秘密性、閉鎖性にあるので、この会議の模様については国民にそのまま知らせることが大切である。
  • D 原則公開で、支障があるときはどうするかという議論をすればよい。刷新会議自体が国民から信頼されることが大事である。
  • B 少なくとも初めのうちは雰囲気が分かるような全面公開をやって、いろいろクリティカルな問題が出てきたらその都度公開・非公開を判断すればよい。
  • A 会議の結果についてその都度座長が詳しく発表することで説明責任を果たすことができる。あえて会議そのものを公開する必要はない。
  • F 公開が原則であるが、具体例を挙げたストレートな発言ができなくなるのは問題である。一般論だけで議論しても意味がない。
  • F 委員の立場等への配慮が必要である。
  • D 記者会見については、委員全員が出席して発言しても会議の繰り返しになるので、座長と座長代理が会議を代表して行うべきである。
  • D 委員が取材を受けた場合には、会議の内容を自由に説明してよいことにすべきである。
  • F ホームページの設置やEメールの受付を、国家公安委員会とは別に、刷新会議として行うべきである。
  • F ホームページ上での議事概要の公表については、個人名を出すと委員によっては立場上支障が出ることもあるので、A、B、Cなどの記号で表記すべき。

(8) 公聴会の実施

公聴会を実施することとされた。

具体的実施方法は、座長と座長代理とで相談することとされた。

意見

  • D 公聴会を実施して、国民の声を直に聞いている姿勢を示す必要がある。そのことが、我々の書く処方箋を国民に信頼してもらうことにつながる。
  • B 公聴会については、役所主導でなく、普通の人に来てもらう必要がある。

5.次回以降の会議予定

  • 月に3~4回の頻度で会議を行い、6月末から7月初を目途に提言をまとめる
  • 次回は4月4日15時~17時、テーマは情報公開と苦情処理
  • 第3回以降の日程については、4月10日、4月26日、4月28日
とされた。

意見

  • F 今後のテーマについては、国家公安委員会委員長の示された5項目が叩き台になるが、必ずしもこれにとらわれる必要はない。
  • B 情報公開と苦情処理について、警察ではどうなっているのか、現状、事実を知りたい。
  • C 5つの項目それ自身がいかにも委員の発言を制約している印象を受ける。なぜ警察がこれほどの不信感を受けるようになったのか、その原因はどこにあったのかというところから議論を始めるべきである。

速報版のため、事後修正の可能性があります。

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